美味しい焼き芋を作りたい
子供の頃、開放型の石油ストーブと電気こたつが暖房器具だった昭和40年代、ストーブの天板で焼いた焼き芋が無茶苦茶美味しくて、芋から垂れる蜜で石油ストーブを汚してよく怒られた思い出があります。
天板で物が焼ける石油ストーブもなくなって、我が家の暖房はエアコンになり、さつま芋を焼く機会もなくなりました
焼き芋って結構難しくって、バーベキューの炭火にアルミホイルに包んで入れてみたり、フライパンで焼いてみたり、電子レンジでやってみたり、オーブンに放り込んでみたり、色々とチャレンジしてみたのですが、どれもうまくいきませんでした。
で、密林を探索していると・・・
見つけました。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) バーベキュー BBQ用 石焼きいも鍋
26cmの大きめの鍋と2kgの石が入っています。
鍋の底には小さめの穴が空いていますので、普通の鍋としては使えません。
ガスコンロでチャレンジ
うちのガスコンロにこの鍋をかけて、焼き芋にチャレンジしてみました。
コレだと、ガスコンロの安全装置がきいてしまって、自動的に火加減が最小になって消火してしまいます。
なので、中の石の温度は170度ぐらいでそれ以上は温度が上がりませんでした。
石の温度はこいつで測りました。
KT600Y 赤外線温度計ガンKETOTEKデジタルIR温度計-50℃〜600℃(-58℉〜1112℉)食品/調理/オーブン用温度チェッカー(人間用ではありません)
測りたいところに向けて、トリガーを引くだけでおおよその温度を測ってくれます。
とろ火で自動消化したら、再点火を繰り返し、さつま芋も転がしながら、約1時間焼いてみました。
焼き芋の仕上がりは、蜜も出て中々うまくできたのですが、もう少し皮に焼色がついて香ばしい感じにしたかったのですが、ガスコンロではこれ以上望むのは無理だとおもい、他の熱源を使って再度チャレンジすることにしました。
シングルバーナーでチャレンジ
家庭のコンロだと安全装置が働くので、想定した温度になりにくいので、
キャンプで使っている、シングルバーナーで再チャレンジしてみます。
使った、シングルバーナーはこれです。
一般家庭用のガスボンベ(CB缶)が使える、SOTOのST-301です。
この機種は2021年4月で製造終了しています。
後継機種もあります。
この機種は、バーナー部分とガス缶が分離していて、大きな鍋を使ってもボンベが鍋の熱の影響を受けにくい、という利点があります。
紅はるかでねっとり蜜芋
さつま芋の品種を、紅はるかを使って、ねっとり蜜芋を目指してみます。
まずは、さつま芋を入れずに石に予熱を入れます。
火加減は、消えない程度にしぼります。
10分足らずで、200度近くになりました。
さつま芋を洗って、石の上に並べます。
蓋をして、消えない程度の弱火で焼きます。
これで、石の温度が180度から190度位で安定していました。
ときどき、芋を返しながら約1時間焼きました。
蜜も出て、程よく皮に焦げ目もついています。
とろとろ蜜芋のできあがり。
出来上がりは完璧です。
あまりにも美味しすぎて、画像を撮るのも忘れてしまいました。(残念)
シルクスイートで挑戦
さつま芋の品種をシルクスイートに変えて、焼き芋を作ってみます。
今回使うのは、茨城県産のシルクスイートです。
前回と同じで、熱源はSOTOのシングルバーナーを使って、予熱してからさつま芋を入れます。
紅はるかよりも、水分量が多いようで、途中さつま芋をひっくり返すのに鍋を開けると、湯気が紅はるかよりも多く出ます。
焼いている途中の甘い香りは、紅はるかの方が強いです。
1時間程で、焼き上がりました。
予熱で30分放置しました。
甘みは紅はるかよりも少なくて、あっさりしとした甘さで、仕上がりは紅はるかのようなネットリではなく、しっとりとした仕上がりです。
上出来!