鹿番長の「石焼きいも鍋」で焼き芋したら、トロトロ蜜芋ができました。

2024年2月19日

美味しい焼き芋を作りたい

子供の頃、開放型の石油ストーブと電気こたつが暖房器具だった昭和40年代、ストーブの天板で焼いた焼き芋が無茶苦茶美味しくて、芋から垂れる蜜で石油ストーブを汚してよく怒られた思い出があります。

天板で物が焼ける石油ストーブもなくなって、我が家の暖房はエアコンになり、さつま芋を焼く機会もなくなりました

焼き芋って結構難しくって、バーベキューの炭火にアルミホイルに包んで入れてみたり、フライパンで焼いてみたり、電子レンジでやってみたり、オーブンに放り込んでみたり、色々とチャレンジしてみたのですが、どれもうまくいきませんでした。

で、密林を探索していると・・・

見つけました。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) バーベキュー BBQ用 石焼きいも鍋

26cmの大きめの鍋と2kgの石が入っています。
鍋の底には小さめの穴が空いていますので、普通の鍋としては使えません。

ガスコンロでチャレンジ

うちのガスコンロにこの鍋をかけて、焼き芋にチャレンジしてみました。

コレだと、ガスコンロの安全装置がきいてしまって、自動的に火加減が最小になって消火してしまいます。
なので、中の石の温度は170度ぐらいでそれ以上は温度が上がりませんでした。

石の温度はこいつで測りました。

KT600Y 赤外線温度計ガンKETOTEKデジタルIR温度計-50℃〜600℃(-58℉〜1112℉)食品/調理/オーブン用温度チェッカー(人間用ではありません)

測りたいところに向けて、トリガーを引くだけでおおよその温度を測ってくれます。

とろ火で自動消化したら、再点火を繰り返し、さつま芋も転がしながら、約1時間焼いてみました。

焼き芋の仕上がりは、蜜も出て中々うまくできたのですが、もう少し皮に焼色がついて香ばしい感じにしたかったのですが、ガスコンロではこれ以上望むのは無理だとおもい、他の熱源を使って再度チャレンジすることにしました。

シングルバーナーでチャレンジ

家庭のコンロだと安全装置が働くので、想定した温度になりにくいので、
キャンプで使っている、シングルバーナーで再チャレンジしてみます。

使った、シングルバーナーはこれです。

一般家庭用のガスボンベ(CB缶)が使える、SOTOのST-301です。

ソト(SOTO) シングルバーナー ST-301

この機種は2021年4月で製造終了しています。

後継機種もあります。

[ソト (SOTO)] 日本製 シングルバーナー レギュレーター搭載(高火力 風に強い) CB缶 分離型 ソロ デュオ グループ キャンプ レギュレーターストーブ FUSION(フュージョン) ST-330

この機種は、バーナー部分とガス缶が分離していて、大きな鍋を使ってもボンベが鍋の熱の影響を受けにくい、という利点があります。

紅はるかでねっとり蜜芋

さつま芋の品種を、紅はるかを使って、ねっとり蜜芋を目指してみます。

まずは、さつま芋を入れずに石に予熱を入れます。

火加減は、消えない程度にしぼります。
10分足らずで、200度近くになりました。

さつま芋を洗って、石の上に並べます。

蓋をして、消えない程度の弱火で焼きます。

これで、石の温度が180度から190度位で安定していました。

ときどき、芋を返しながら約1時間焼きました。

蜜も出て、程よく皮に焦げ目もついています。

とろとろ蜜芋のできあがり。

出来上がりは完璧です。

あまりにも美味しすぎて、画像を撮るのも忘れてしまいました。(残念)

シルクスイートで挑戦

さつま芋の品種をシルクスイートに変えて、焼き芋を作ってみます。

今回使うのは、茨城県産のシルクスイートです。

前回と同じで、熱源はSOTOのシングルバーナーを使って、予熱してからさつま芋を入れます。

紅はるかよりも、水分量が多いようで、途中さつま芋をひっくり返すのに鍋を開けると、湯気が紅はるかよりも多く出ます。

焼いている途中の甘い香りは、紅はるかの方が強いです。

1時間程で、焼き上がりました。
予熱で30分放置しました。

甘みは紅はるかよりも少なくて、あっさりしとした甘さで、仕上がりは紅はるかのようなネットリではなく、しっとりとした仕上がりです。

上出来!