FC互換機DIYキット 【ファミつく】でファミコンを蘇生してみた。

AMAZONで見つけた、「FC互換機DIYキット ファミつく」(2,480円)に引かれてついポチってしまった。



中身は基盤・コントローラー・電源等が入っています。
実はこれ、ファミコン互換機「エフシーコンパクト」(2,018円)のケースなしなので、



コッチを買って、中身を取り出したほうが安上がりだったりするわけです。
ちょっとヘコミましたが、「まぁまぁ」と見なかったことにして箱を開けます。

なんだかしっかりと、箱に入れられています。

この大きなファミコンの基盤が今やワンチップに置き換わっています。

取ってつけたようにAV化されています。
はっきり言って「雑」です。

電源は6V-200mAのアダプターが付属されています。
取り敢えず、動作確認してみます。

スイッチON!

使えました。(あたりまえか・・・。)

木でケースを作って、漆を塗って、雅(みやび)なファミコンを作ろうかとも考えたのですが。

友人が壊れたファミコンがあるからとドナー提供されたので、ファミコンの中に押し込むことにしました。

これが、提供されたドナーファミコンです。
程よくヤレています、このヤレ感を活かして、しかもファミコン互換機「エフシーコンパクト」にはない、カセットイジェクト機能を使えるようにします。
このドナーファミコンは、久しぶりに電源を入れたら、「パチッ」という音と臭い匂いで昇天されたそうです。
必要なのはガワだけなので、中身を取り出していきます。

歴史を感じさせる、ホコリの積もり方です。

危険な位にホコリが堆積しています。

レギュレーターが破損しています。
中からポロリと、レギュレーターの破片も出てきました。

どうやら、このドナーファミコンの昇天の原因は、ホコリの影響か何かでレギュレーターがぶっ飛んだからのようです。
このレギュレーターは出力5Vですので、ファミコンの回路は5V駆動ということです。
AC100vからDC10vのアダプターを介して、内部でレギュレーターを使ってDC5Vにしている何とも歴史を感じさせる設計です。
もしかしたら、5Vのアダプターを繋げば、このファミコンは生き返るのかもしれませんね・・・。

ケースは歯磨きを付けた、古い歯ブラシでゴシゴシ磨きます。
ファミコンのケース内に「ファミつく」をインストールしようとしたのですが、
ファミコンのケースが結構タイトに作られていて、上手く収まりそうにありません。
邪魔なスペーサー等を取り除きます。

ゴリゴリ削ります。

一番のネックは「ファミつく」のコントローラー部分が大きくて上手く入りません。
リセットスイッチと電源スイッチは、基盤に乗せたままだと使えないので、基盤から取外します。
電源スイッチは、ドナーファミコンのスイッチにつなぎます。

LEDの配線も長くするために、配線をつなぎ直します。

LEDは電源スイッチ横に穴を開けて、接着剤で固定します。

リセットスイッチは、基盤から配線を取り出して、正面に瞬間接着剤で固定しました。

リセットスイッチは配線に注意しないと、電源は入るが画面は真っ暗となります。

リセットボタンを押した時に、画像の赤い配線に切り替わるようにします。
基盤からリセットボタンを外す時に、印をつけておくのが良いと思います。
私は2回配線し直しました。
背面の電源とAV出力は大きめに切り取って、スペーサーを使って固定しました。


ここまでして、やっとケースに収まりそうです。

コントローラー部分をもっと大きく切り取って、コントローラーコネクターを前面に出せば、もう少し余裕のあるレイアウトができたかもしれません。

底をねじ止めして。


電源スイッチON

LEDが点灯しています。

無事完成!


ドナーの基盤は、5Vのアダプターに繋がれて、AV出力の回路待ちです。

もしかしたら、生き返るかもしれません・・・。