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大阪人の家にはたこ焼き器があるのが当たり前
大阪にルーツのある私の家には「たこ焼き器」はあります。
幼少期の物心が付いたときには、ガス式の「たこ焼き器」は普通に家にありました。
たこ焼き屋さんは、近所の家の軒先を増改築して、爺さん婆さんが焼いているのが当たり前でした。
お好み焼きも同様に、町中でひっそりとやっているところが美味かったりする。
大阪市内のJR阪和線杉本町駅にあった、お好み焼き屋「もんちゃん」は結構通った店でした。
別に豪華な具材や、特別な生地を使っているわけでもなく、店も1990年代でも既に古びていて、トイレも隣の店との共同で、緑色のビニールのパイプ椅子と合板のパイプテーブル。
とにかく、ソースが旨かった。
店の奥に大きな鉄板があり、そこで調理は済ませるスタイルだった。
お好み焼きの縁が下がっていなくて、縁まできっちりと厚みのあるお好み焼きでした
今はどうか知らないが、私を含めほとんどの大阪人は、自分でたこ焼きもお好み焼きも作っていました。
そして、外食でもたこ焼きもお好み焼きも食べる。
そして、自分の作ったたこ焼きやお好み焼きが一番旨いとおもてます。
子育てが終わったら、たこ焼き器も変わる
四人家族のたこ焼き器
子供2人(男)がいる時には、4人分を焼くのには、それなりの大きさのたこ焼き器を使っていました。
Iwatani カセットガスたこ焼器 スーパー炎たこ(えんたこ) ブロンズ&ブラック CB-ETK-1
電気式のたこ焼き器も使いましたが、火力が弱すぎて話になりませんでした。
火力が弱いと、表面にカリッとした焼色をつけることができずに、ベチャッとした仕上がりになります。
炎たこなら、一度に20個焼けて火力も十分。
シャバシャバの生地で、表面はバリっとして中はトロトロの、口内攻撃力バツグンのたこ焼きがつくれます。
テフロン加工のプレートは手入れも楽ちんだし、チーズコーティングしたたこ焼きを作っても焦げ付くことはありません。
チーズコーティングたこ焼きって?
たこ焼き屋さんなどでチーズを使う時には、出来上がったたこ焼きに、トッピングとしてとろけるチーズを振りかけます。
チーズコーティングたこ焼きは、たこ焼きが焼き上がる直前に、たこ焼きにとろけるチーズをのせて、溶けたチーズを全体にまとわせるように転がして、表面のチーズが焦げればできあがり。
チーズの香りも立ち、表面がカリッとなり、チーズの塩味も効いたおいしいたこ焼きになります。
具も、ウィンナーやチョリソーもあいますよ。
テフロン加工のプレートでないと、チーズがこびりついてしまうので、たこ焼き屋さんにはできない、スペシャルなたこ焼きです。
子供が巣立って、夫婦二人だけのたこ焼き器
子供も巣立ってしまうと夫婦二人で、1回にそんなに沢山のたこ焼きが焼けなくても良いので、たこ焼き器も変わってきました。
なんか、おしゃれでしょ。
ブルーノのミニコンロと9穴のたこ焼きプレートが、ドンピシャのマッチングです。
イシガキ 鉄鋳物 たこ焼き 9穴片手 3963 ブラック 幅16×奥行26.5×高さ3.2cm
BRUNO ブルーノ カセットコンロ ミニ キャンプ ガス 焼肉 アウトドア 千石 小型 防災 用品 震災 備え かわいい おしゃれ グリーン BOE094-GR 7760892
たこ焼きを焼いてみる
生地をつくる
たこ焼きの生地は市販のものを使います。
私が子供の頃は、小麦粉を鰹節の出汁と卵で溶いて、山芋と少量のベーキングパウダー(ふくらし粉)を入れた自家製の生地でした。
我が家で使っているたこ焼き粉は、別に決まった銘柄はなくて、その時に一番安いものを買ってきます。
たこ焼き粉に指定されている水の量だと、大体が硬すぎてモタモタとしたたこ焼きになります。
日清のたこ焼き粉だと、粉100gに対して卵1個と水300mlとなっていますが、450ml位にしてシャバシャバの生地にします。
但し、たこ焼きの返しが上手くできない方は、硬めの生地の方が返しやすいです。
硬めの生地は熱で固まりやすいので、手早く返さないと丸くするのは難しいです。
来客などで本格的に作りたい時には、前日に出汁をとって水のかわりに使います。(たこ焼き粉 100gの時)
鍋に水500mlを沸かして火を止めて、鰹節と煮干しを軽くひとつかみ入れて、粗熱を取って冷蔵庫で冷やします。
生地をつくる直前に出汁をザルなどで適当に濾して、450mlになるように水を加減して、出汁でたこ焼き粉を溶きます。
水で溶いたたこ焼き粉に、カツオの削り粉をやだしつゆ等を、隠し味程度に入れてもおいしくなります。
できれば、溶いた生地は4時間以上寝かしてください。
たこ焼きプレートを予熱する。
たこ焼きプレートに油を引いて、中火で煙が上がらない程度に熱します。
生地と具を入れる
火を弱火にしてから、天かすを適量各穴に入れます。
生地を流し込んで、タコ・紅生姜・ネギを適量入れます。
たこ焼きを返す
たこ焼きを返すのは、一度に全部返す(180度回す)のではなくて、90度づつ分けて返すときれいに焼き上がります。
焼き目をつける
表面をパリッとするまで焼き色を付けます。
生地が硬いと、外パリ中トロのたこ焼きにはなりません。
中が詰まったモタモタとした、重いたこ焼きになります。
生地がシャバシャバだと、たこ焼きが膨らんで、中が空洞でトロトロになり外がパリッとします。
さぁ、いただきます
ソースとマヨネーズで
たこ焼きソースに、マヨネーズと青のりとカツオの削り粉を振っていただきます。
オリバーソース たこ焼ソース 300g×3本
「天つゆ」や「だし醤油」で
猫舌の方にお勧めするのが、この食べ方です。
やや薄めの天つゆやだし醤油に、あつあつのたこ焼きを浸してから食べると、生地の出汁のうまみが際立って美味しくいただけますよ。
私は、「寿がきや だしつゆ」を4~5倍にお湯で薄めて、七味唐辛子を少し振って食べるのがお気に入りです。
漬けだしに負けないように、たこ焼きには、ちょっと強めに焼き色を付けるとおいしいです。
急騰するタコの代用にイケるのは?
近年、タコの価格が上昇してきていて、気軽にたこ焼きも焼けないご時世になっています。
スーパーのゆでダコなんて高級品なので、業務スーパーの冷凍「家庭用たこぶつ」(300g/ベトナム産)を使ったりしています。
しかし、この冷凍たこぶつも、2年程前なら500円までで買えたのが、今や800円に迫る急騰ぶりです。
ウィンナーを使うのもありなんですが、やっぱりたこ焼きが食べたいよな。
- ウィンナー ・・・ ありだけどたこ焼きじゃない
- たくあん ・・・ 火が通ると食感がグニュグニュしてなんだかわからない
- コンニャク ・・・ 味がない中途半端な歯ごたえ
あれこれ試して、やっとこさ見つけたのがこれ。
スーパーなんかで売ってる、お酒のアテに良い具合の、イカの加工品です。
原料はアメリカオオアカイカというイカなんですが、健康志向の方なら目を吊り上げそうな添加物山盛りです。
アメリカオオアカイカは、体重50Kgまで成長するイカだそうです。
こいつを適当な大きさに切って、たこ焼きに入れると非常に良い具合で、食感や味がタコと間違いそうな程です。
一度お試しください。